カスタマーから戻ってきたブラシレスモーターの確認のため、TA05MSを走らせに行きました。
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ストレートで回りきったときでも、「ヒュイーン」という軽快な音がするだけ。
前のモーターだと、ニュートラルブレーキがきつかったのですが、それもなくなってドライブし易い。

先週と同じく、Li-Po4000mAhで試しに計ったタイムは、”10.944秒”とちょっと遅い。
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ニュートラルブレーキが弱くなったために、ターンがおとなしくなって後半が曲がらない。曲げようとすると舵角が多く必要で、S字の切り返しやコーナーの繋ぎがもたつく。つまり、舵角に対するターンのアールがイメージと異なるので、マシンをラインに乗せるのが困難でタイムが出にくい状態です。

「モーターが正常になったことで、タイムが落ちるとは...(´・ω・`)」

先週のセッティングは、あくまで偶然に決まっていたという訳です。
ということでここからは、普通のモーターを付けた場合の『TA05MS』のセッティングを詰めていきます。
ちなみに現在のマシンの状態は、以下の通り。

【フロント】
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  • スプリング:ミディアム
  • オイル:#400
  • 車高:5mm
  • リバウンド:2mm
【リア】
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  • スプリング:ミディアム
  • オイル:#400
  • 車高:5.5mm
  • リバウンド:3mm
ターンの後半が曲がらないときは、リバウンドを増やしてロールを多くします。

先ずはリアのリバウンドを4.5mmに増やしてみます。ターンのスピード自体は若干あがりましたが、舵角が必要なのは相変わらず。タイムも”10.829秒”とやや良くなっただけ。
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次にフロントのリバウンドを3.5mmに増やしてみます。フロントが最後までしっかり働くようになり、舵角に対するターンのアールもイメージ通り。タイムも先週とほぼ同じ、”10.666秒”になりました。
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ニュートラルブレーキを使って、コーナー奥まで突っ込んで「ガッ」と曲げる走りのほうが、確かに一発のタイムは出るのですが、単独で走る場合だからこそ出来るやり方です。コーナー入り口で前に車がいる場合や、立ち上がりでラインを変えて抜きにかかる場面では、舵角通りに曲がるマシンのほうがキレイに走らせることが出来ます。

ちなみに、「ガッ」と曲がるセットの車は、コーナリング中にタイヤが「ギュギュッ」と鳴っているので直ぐに判ります。レース中に「ギュギュッ」といわしている車が後から来たら、”魚雷”を食らわないように気をつけましょう。

マシンのセットも程よく決まったので、バッテリーを『タミグラ11』指定の『RC2400SP ZAPPED』にして走ってみました。
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Li-Poに比べて電圧も低く、内部抵抗も大きなNi-Cdですから、明らかにスピードダウンします。タイムも”11.409秒”と大きく落ち込みます。
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スピードレンジが下がることでコーナーアプローチでの加重移動も減り、ステアリングの初期反応がまったりしてしまいます。ターンのスピード自体は悪くないので、アッカーマンの調整でレスポンスを改善してやることにします。

ステアリングリンクに入っているスペーサーが1.5mmだったので、これを1mmに減らし、アッカーマンを強くしてやります。内側のタイヤの切れを増やして、初期レスポンスを上げるわけです。
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狙い通りにマシンの動きも良くなり、タイムも”11.277秒”になりました。
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但しこのアッカーマンの変更、やりすぎるとマシンの動きがピーキーになりすぎるので程々にしましょう。

一応こんな感じにセッティングは決まったので、これを基準に『TA06PRO』が使えるかどうかを決めようと思います。(`・ω・´)ノシ