シェイクダウン中に、中のオイルがすっかり空っぽになってしまったガンベイドのギヤデフユニット。
現地では、固めのグリスを突っ込んで応急処置しましたが、走り込むごとに柔らかくなっていきました。

最近のロットでは、ギヤデフの中身がオイルからグリスに変わったそうで、漏れることは減ったそうですが、効きが一定にできないのは辛いところ...
ボールデフでもオプションで出てくれれば、ありがたいんだけどね。(´・ω・`)

とりあえず、ギヤデフを使うしかないので、バラしてメンテしてみます。
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ケースの中とパッキンをクリーナーで洗い流し、中身のベベルギヤとシャフト類のグリスもふき取ります。

パーツ構成は、今どきのギヤデフと同じですが、ケースのパッキンがゴムシート。そして、ケースのふた側が薄くて、圧倒的に剛性が足りてません。
これでケースを締めこめば、当然歪んでパッキンに隙間ができます。
ケースが歪まないように縁を厚くして、その分パッキンを薄手の物にすれば、マシになりそうです。

しかし、このまま組めばオイル漏れは必至...
ということで、バスコークを使ってシールすることにします。

Oリングには、ギヤデフ用シールグリスを塗って組立。デフオイル#1000を入れて、ケースの縁にバスコークを隙間なく塗り、ゴムパッキンを載せます。
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フタの縁にも、きっちりバスコークを塗ります。

フタをかぶせ、ケースが歪まない程度にビスを均等に締めます。
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はみ出たバスコークは、きれいにふき取って完成。

この状態で2日くらい放置して、完全に固まってから組み込みます。

次の走行で、しっかり漏れずに使えるか、試してみます。