ヤタベアリーナが全日本選手権で使用できないので、別のサーキットに足を伸ばすことに。
関東エリアのインドアカーペットコースということで検索し、長柄の「らじこんひろば」に行くことにしました。
 
長柄のRC・HIROBA らじこん・ひろば

 
ダム湖の真ん中にある「ロングウッドステーション」という施設の一画に、ショップとサーキットが入っています。
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広大な施設で駐車場から150mほど離れているので、荷物が多い人は台車やカートがあると便利です。 
ショップは各メーカーラインナップが充実しており、特にボディーのバリエーションは他に類を見ないほど。
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サーキットはドリフト用カーペット
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ドリフト用Pタイル
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Mini-Z用カーペット 
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そして一番奥にあるオンロード用カーペット
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路面は普通のパンチカーペットですが、雨で水没したことがあるらしく、グリップ感が独特。
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ピットは十分な広さがあって、電源も各テーブルにあります。
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Fボールサスシャフト化のテストということで、持ち込んだマシンはM-06のみ。
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このサーキットではタミチャレも開催されているとのことで、そのMクラスのラップタイム”13.6秒”を目標にセットをつめていきます。

先ずは取り付け位置のみを変更した状態でスタート。
オイル:#300、スプリング:蛍光赤ショート 、タイヤは前後Mグリップ(インナーハード)です。
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リアはオイル:#400、スプリング:蛍光青ショート。

走り出してビックリしたのは、その路面の特殊なこと。
Mグリップが変なグリップの仕方をするというか、駆動輪のリアはグリップするのに、フロントはズルズル。
同じMシャーシでも、M-05はMグリップで普通に走っていました。 

走り終わったタイヤを見ると、リアの接地部分は削れているのに対し、フロントはテカテカと光ってました。
ある程度の面圧をかけ、スライドさせてトレッドに負荷をかけないとグリップしない不思議な路面です。 

そこでタイヤをSグリップに交換。
Mグリップに比べて、負荷をかけなくてもグリップするので普通に走れました。
このサーキットでM-06を走らせる場合は、Sグリップ一択で良いと思います。 

ということで、タイムアタック開始!
小さく回りこむコーナーの多いレイアウトなので、ターン姿勢に素早く入れる足回りが必要ですが、このセットだとステアのレスポンスがマッタリし過ぎ。
早めのパワーオフでアプローチして、何とか周回できるかどうか...
タイムもギリギリ13秒台でした。

ダンパー位置がサスアーム外側に来たので、当然足が硬くなる訳ですから、思っていたとおり。
そこで、スプリングをM-04フロント用に交換。
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先ほどよりターンは鋭くなり、ラインどりも楽になりました。
タイムも13.6秒台に入り、一応目標はクリアといったところ。 

しかし、単走で一定のラインで走れればという状態なので、仕上がりとしてはイマイチ。
もっと、自由度のある動きができるようにセットをつめていきます。 

フロントの加重移動を早くするために、Fダンパーオイルを#250に変更。
ステアのレスポンスが良くなったのですが、リアのスライドが早めに起こりコーナー途中で失速気味。
そこでRダンパーオイルを#450に変更してリアの動きを遅くします。こうすることで、スロットルオフでリアサスの伸びを遅くして加重を残すようにします。
フロントのバランスも取れて、コーナーでの失速が減った結果、タイムは13.5秒台に!

以前のフロントダンパー位置で同様のセットにした場合、コーナー後半でフロントが逃げていく感じでしたが、Fボールサスシャフト仕様だと、そこからでもしっかり仕事をしてくれるのが判ります。
M-06でこのFボールサスシャフトを使う場合は、『M-04フロント用スプリング』の併用が必須となりそうです。