オンロードカーペットでのテストのため、神奈川レジャーランド厚木にやってまいりました!
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 深夜2時とあって、利用者は3名のみと、テスト走行にはうってつけ。
さらに、0時から6時まではミッドナイトプランで1,000円ポッキリ!(・∀・) 
ウィリーシャーシが走れるカーペットコースがここくらいしかないので、この機会にできるテストは一通りやっていきます。

先ずはタイヤのテスト。
WR-02タイヤのインナーの違いを確認します。
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  • インナーなし→フロントどアンダー&リアずりずり~、まったく使えません。
  • CR-01クローラーインナー→初期からガッツリ動いてリニアな反応。しかし限界を超えるといきなり転倒。
  • SCトラック用インナー→レスポンスはマイルドだが、奥で粘ってくれる。滑り出しもわかりやすく扱いやすい。
これらの前後組み合わせも試してみましたが、前後SCインナーが無難ということになりました。

ちなみに、GF-01タイヤで走ってみたところ、最初のコーナー入り口でいきなり2回転。
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カーペットでこのタイヤは無しです。

次にリアアップライトのトーインを替えてテスト。
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  • トーイン0度→リアタイヤの限界を超えるといきなりスピン。コナー立ち上がりでにぎると内側に切れ込んでいく等、動きがピーキー過ぎ。
  • トーイン1度→リアの滑り出しがマイルド。コーナー入口&出口共にニュートラル。
  • トーイン2度→コーナーの曲がり始めが遅く、 舵角が多く必要。立ち上がりでパワーをかけると外に膨らんでいく。
扱い易さで、リアのトーインは1度になりました。 

タイヤとアライメントが決まったので、ダンパーについてテストしていきます。
ウィリー系シャーシはリバウンドでロールさせて、内側のリアタイヤがリフトしなければ転倒しないので、そのポイントを探りながらダンパーをセットしていきます。
フロントのリバウンドが多いとコーナー出口で舵残りして切れ込んでしまうので、コーナーのRに合わせてちょうどいい位置まで減らしていきます。

TRFダンパーでオイルは前後#500、スプリングはフロント:蛍光ブルー/リア:蛍光イエロー。
WR-02よりもフロントヘビーなGF-01にあわせて、フロントを1段硬めにしてあります。
車高は1cmほどのストロークを残して下げた位置に。リバウンドはフルストロークからスタート。
フロントストロークを-1.5mmの位置でちょうどいい感じになりましたが、ターンスピードを上げていくとリアがインリフトして転倒してしまいます。

そこでダンパーをGF-01 アルミダンパーに交換。
オイルは前後#450、スプリングはヨコモのHSSドリフトスプリングで、フロント:グリーン/リア:ピンク。
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ヨコモのスプリングはタミヤよりも太いので、大径スプリング用のアジャスターと、CVAダンパーショート用のリテーナーに換えてあります。

フロントストロークは、スペーサーを入れて-3mmに。
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リアストロークがTRFダンパーより2mmほど増えるので、TRFダンパーで転倒していたスピードでもコーナー奥でもリフトせずに粘ってくれます。
これなら、シャフトをGF-01ダンパー付属の長い方にしても良いかもしれません。

最後に、リアのスプリングをピンク→グリーンへと1段固めてみたところ、立ち上がりのレスポンスは良くなりましたが、コーナー入り口が多少ピーキーになりました。
リアの伸びが速くなって、フロントへの加重移動が早いようです。

セッティングの方向性と対応は大体わかったので、今回のテストはこれで終了。
あとはレースするサーキットで、状況に合わせて対応するだけです。