ヨコモのYD-2は2駆専用シャーシということで、フロントがYアームになっていて舵角が多く取れるようになっています。
ナックルに取り付けたホロービスをYアームに当ててストッパーとしていますが、舵角を増やすために先端を伸ばしたりして、ボールエンド部にストッパーが来るようにしただけでは不味いことになります。
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↑これはストッパーが当たるところのYアーム基部を削ってあります。 
このような状態で走行してみると、限界までカウンターを当てた時に突然スピンしてしまうことがあります。
それは、フルカウンターが当たった状態でサスが沈み込むと、外側のフロントタイヤのホイール内側がYアーム基部と干渉してブレーキがかかってしまうからです。

これを防ぐには、Yアーム先端を、スチールのロッドエンドアダプターが見えるくらいまで伸ばさなくてはなりませんが、そこまで長くすると、トレッドが広くなりすぎてボディに収まりきらなくなってしまいますし、そもそも長さが足らずにイモネジで固定できません。

そこで、Yアーム基部の先端をカットします。カットする位置は、固定用イモネジ部の手前まで。 
プラが柔らかいので、ニッパーでザクザク切って、やすりで平らに成形し、角は丸めておきます。
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スチールのロッドエンドアダプターは標準が15㎜の長さなので、ここまで引き出しても強度に問題はありません。

もっと引き出したい場合や強度が不安な場合は、別売の『18㎜ロッドエンドアダプター』に交換すればOK
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ストッパーが当たるまで切った状態でサスをストロークさせても、ホイールは抵抗なく回り続けます。
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 これだけ舵角が増えると、ドリフトアングルもしっかりつけられるし、スピンの機会もずいぶん減らせます。
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フルカウンター時に謎のスピンにあっている場合は、サスストローク時でもフロントタイヤがスムーズに回っているかをチェックしてみてください。