ヨコモが新カテゴリーとして『YD-2TC』による『第1回 YOKOMO 2WDツーリングカー 全日本選手権 2017』を行うことになりました。キット付属エアロボディでESCブースト有の「YD-2TCクラス」と、ドリフトボディでブースト無しの「YD-2TCスケールクラス」です。
早速5/7のヨコグラでは、「YD-2TCクラス」が行われます。地区予選レーススケジュールも発表になり、ドリフトボディでの「YD-2TCスケールクラス」は、ヨコモグランプリR-33で8/13に開催されます。
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発売当初から、「これをグリップで走らせたら面白そうだ」と思っていたので、YD-2をドリフトからTCに組み替えることにしました。
組み替えに必要なパーツは、この『ステアリングセンターリンク』
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アッカーマンをTC用にするための必須パーツです。

この他に、フロントの足回りにYD-4用が必要ですが、ドリフトに最適化されたジオメトリでグリップ走行することに無理があるのは想像に難くありません。

サスマウントが狭ければロールし易く、広ければロールし難くなるのが常識です。
YD-2TCではフロントが狭く(39.5-39.5mm)、リアが広く(43.5-48.7㎜)なっていて、ターンの切っ掛けとなるフロントが動き過ぎで、駆動を伝えるリアが碌に動かないという2WDではありえない設定になっています。

そのため、ヨコモ公式のセッティングシートでは、フロントスプリングにピンク(ミディアムハード)、リアにブラック(スーパーソフト)を使う、無理矢理な設定になっています。
さらに、車高を8㎜程度に高くし、サスアームを下げてロールセンターを無理やり上げるという方法で、フロントのロールを抑えようとしています。
こんなことをすれば、当然コーナー入口でフロントが初期から効き出し、フロントが沈み込んだところでいきなりロールが始まってひっくり返ることになります。コーナー進入をスムーズに行える腕がある人ならこれでも走れるでしょうが、我々一般人にはちと難しいと思います。
実際、谷田部でYD-2TCのセッティングに苦労している様子も聞き及んでいるし、なぜこんな状態で製品をリリースしたのか謎です。

そこで足回りは、BD5/7に組み替えることにします。
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右の足回りは、BD7から拝借したもの。フロントのステアリングブロックはDIB用の腕の短いタイプを使います。

YD-2TCで最大のネックであるサスマウントの設定も、グリップ向けに変更。
フロントは43.5-43.5mm、リアは42.0-46.4mmにします。
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これで、前後のロールバランスもちょうど良くなります。

ステアリングセンターリンクを交換して、フロントの足回りを組み込み。IMG_9421

バンパーもSD用のものに交換。
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ドリフトとはスピードレンジが違うため、ボディ保護の為にもバンパー交換は欠かせません。

ステアリングセンターリンク交換による、アッカーマンの変化はこんな感じ。
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谷田部の様な広いサーキットでは、これくらいでちょうど良さそう。

リアのサスを組み込み。
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リアバンパーも装着。

ギヤデフのオイルは、グリップ走行用に#1200を入れます。
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キット付属が#10000、公式セッティングでも#7500らしいので、これも曲がりすぎる特性を無理やりデフで抑えているようです。

モーターはスケールクラスレギュに合わせて21.5T、ピニオンは33T。
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ドリフトジャイロや冷却ファン等を取り外して、コンバート完成です。
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ダンパーはBD7用で、オイルはF:#400/R:#450、スプリングはF: ドリフトオレンジ/R:ブルーです。
フロントを柔らかくするのは、初期のグリップを抑えるため。ロールはあくまでサスマウント幅やアッパーアームの設定で制御します。
リアのロールは2WDでは走行特性に大きくかかわるところなので、走りながらアッパーアームの長さ・高さを調整します。

これまで各社のオンロード2WDをいじってきましたが、シャーシレイアウトを見るに、このYD-2TCは走りそうな感じが伝わってきます。シェイクダウンが楽しみです。